ワオキッズの仕事を選んだ理由は?
私は以前キャンプという一期一会の出会いの中で、子ども達の成長する瞬間に立ち会ってきました。そんな中で出会った幼稚園の先生が「キャンプでの子どもとの関わりは、いわば“点”でキャンプが終わればおしまいだけど、幼稚園での子どもとの関わりはいわば“線”で子ども達の成長をずっと感じていられるんだ。だから、僕は幼稚園の先生になったんだ。」と話してくれたんです。それを聞いて「なるほど!自分にとってはそれ以上の場所はないぞ!」と思い、学童保育という仕事を選びました。
今では1年生の頃から見ていた子どもがあっという間に6年生になり、はじめて登園してきた時の不安そうな顔はどこへやら。久しぶりに会うと当時を懐かしがりながら、一緒になって大笑いしたり、ぶつかり合ったり、感動した思い出話を、「あの時面白かったよね〜、ばる先生がさぁ〜」と話してくれる時がとても幸せな時間です。
ワオキッズの魅力的なところは?
大人になって忘れてしまった日常の中でも体験していた”ドキドキ”や”わくわく”などの感情を、子ども達を通して改めて自分で感じられることです。子ども達が初めての事に挑戦する時に、緊張と不安の中で行動に移すかどうかを心の中で葛藤している姿を見ていると、自分も小学校の時「そんなことがあったな〜」と思い返しながら、自分の心を寄り添わせながら 「頑張れ〜!」と応援しています。いつもうまく成長できるとは限らなくても、子ども達の力を信じ関わり続けることで、子ども達の成長の瞬間に、心を揺さぶられ感動する日が必ずやってきます!
仕事で大切にしていることは?
常にもっと楽しく、もっとおもしろくするにはどうしたらいいかを考えています。
もちろん長年キャンプに携わってきた経験も活かし、キャンプの非日常という武器と、保育の連続性という学童の武器を合わせた、子ども達にとって最高におもしろいキャンプを毎年行っています!
キャンプやイベント、取り組みを考える時にも、まずは子ども達が楽しめるか?保護者の方も楽しめるか?そして先生も楽しめるか?を考えていきます。もちろん楽しいだけじゃダメなんです。でも、楽しくないともっとダメなんです!この「楽しい」という気持ちは子ども達が色々な事を学んでいくのにとても大切な気持ちなのです。例えば「もっと上手になりたい」と思えるのは、その遊び自体を「楽しい」と感じているから。同じように「お友達にごめんって謝ろう」と思えるのも「その子と遊ぶのが楽しい」と感じた経験があるからです。子ども達は楽しいことおもしろい事にのめりこんでいきます。そこに子ども達自身で学ぶチャンスがあるのです。